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<ウクライナ大統領選>7日に決選投票 前首相が優勢に
<ウクライナ大統領選>7日に決選投票 前首相が優勢に
2月5日19時30分配信 毎日新聞
【キエフ大木俊治】任期満了に伴うウクライナ大統領選は7日、決選投票が実施される。前回04年選挙で、民主化運動「オレンジ革命」の前に敗れ、雪辱を期す親露派のヤヌコビッチ前首相(59)と、同革命で親欧米派のユーシェンコ大統領を支援しながら、その後ロシアとの和解を図り「現実路線」に転じたティモシェンコ首相(49)の争い。前首相のリードが伝えられる中、ティモシェンコ首相は前首相陣営が不正投票を画策していると非難し、「民主主義の危機」を訴えることで巻き返しを図っている。
1月17日の第1回投票ではヤヌコビッチ氏が得票率35.32%で首位に立ち、ティモシェンコ首相は同25.05%で2位。同首相は3位のティギプコ元中央銀行総裁に新首相ポストを、4位のヤツェニュク前国会議長にも中銀総裁など要職ポストを提案し、票の取り込みを図って逆転を狙ってきた。しかし、その後の複数の世論調査でもヤヌコビッチ氏の支持率は50%前後と、ティモシェンコ首相の40%前後を上回り、優勢は変わらないとの観測が強まっている。
ティモシェンコ首相は4日、緊急記者会見を開き、ヤヌコビッチ氏陣営が不正投票を図っていると非難し、不正が行われれば国民に再び決起を呼びかけると明言した。04年大統領選で当時のヤヌコビッチ首相側による不正結果を覆し、民主主義を実現したオレンジ革命を思い起こさせることで巻き返しを狙ったとみられる。
首相が最大の標的にしたのは国会(最高会議)が3日、ヤヌコビッチ党首の「地域党」の主導で採択した選挙法の改正。地区ごとの選管の開票結果承認手続きを簡素化したものだが、「不正工作の一環」だと主張する首相と、「混乱の防止措置」とするヤヌコビッチ氏陣営の言い分は対立している。決選投票の成り行き次第では混乱が続く可能性もある。
ヤヌコビッチ氏は今回、ユーシェンコ政権下で悪化したロシアとの関係改善を約束しつつ、軍事的な中立や経済面での欧州接近を織り込んだ「バランス外交」を目指すと表明。一方、ティモシェンコ首相は「5年以内の欧州連合(EU)加盟」を打ち出しつつ、ロシアとの和解も図り、外交面で両者の目指す方向は接近している。
国民の関心は、汚職撲滅や内政混乱の克服、経済危機からの脱却に集中している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100205-00000084-mai-int

