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<ウクライナ>大統領選カギ握る「第3の男」

<ウクライナ>大統領選カギ握る「第3の男」
2月2日18時35分配信 毎日新聞

 【キエフ大木俊治】ウクライナ大統領選挙は、7日の決選投票に向けてヤヌコビッチ前首相(59)とティモシェンコ首相(49)が競り合う中、第1回投票で3位だったティギプコ元中央銀行総裁(49)の動向が注目されている。ティモシェンコ氏は当選した場合にティギプコ氏を首相に指名すると約束、ヤヌコビッチ氏も政治協力を申し入れたとされるなど、両候補が支持獲得に躍起になっているためだ。

 ティギプコ氏は1月17日の第1回投票で、ヤヌコビッチ氏(得票率35.32%)、ティモシェンコ氏(同25.05%)に次いで13.05%の票を獲得した。上位2人を含む既存の政治家が権力闘争に明け暮れ、国を経済破綻(はたん)寸前に陥れたことに嫌気が差した有権者の支持を集めたとされる。

 隣国モルドバの生まれでウクライナ東部のドニエプロペトロフスク金属大学を卒業。ソ連崩壊後、銀行ビジネスに身を投じ、民間銀行の会長を経て02年、中央銀行総裁に就任した。前回04年の大統領選ではヤヌコビッチ氏の選対本部長を務めたが、投票で不正集計があった可能性を認めて辞任。以来、金融ビジネスに専念し、08年にティモシェンコ首相の経済顧問を務めたが、政界の第一線からは距離を置いてきた。自身の政党「強いウクライナ」を旗揚げして臨んだ第1回投票の選挙戦では、ビジネスで築いた巨額の私財を投じたとされている。

 決選投票のキーマンとして浮上したティギプコ氏だが、今のところ中立の姿勢を維持している。ティモシェンコ氏が協力取り付けのため持ち出した首相への就任要請には「拒否しない」としながらも支持は明言していない。ヤヌコビッチ氏とも接触したが協議の詳細は明らかにせず、どんな申し出があったのか憶測を呼んでいる。1月29日にはスイスで世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席し、欧米投資家らに改革派の経済専門家として自己アピール。「大統領が決まる前に首相が決まった」(ロシア・イズベスチヤ紙)と評されるなど、両候補との駆け引きで政界での地位固めを狙っているとの見方もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000053-mai-int

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